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大学の技術シーズをもとに、ベンチャーを興し経営するには、
これまでの日本の企業風土で蓄積された企業文化、経営のノウハウとは異なるものが要求されま
す。その1つが技術経営であり、特に知的財産を最大限に活用する知的財産戦略をになうディレクター(知的財産ディレクター)の仕事です。
これからのベンチャー、特に医学領域におけるベンチャーは、先端科学技術を知的財産として集約し活用することが必要です。例えば、医薬化合物とDrug
Delivery
system,組織幹細胞と、等分野を越えた知的財産の集約化によりはじめて、産業化が可能となるのです。単に、公開されている特許の活用を図るだけでは
不十分であり、知的財産の創出、発掘の段階から、集約化をにらんだ知的財産発掘活動が必要です。このような戦略的企画能力を持つ人材(知的財産ディレク
ター)が大学側、ベンチャー企業側双方に配置されることが、大学の科学技術の産業化にとって極めて重要な課題です。その様な人材を育てる教育をします。
ここで期待される人材は、複数の異なるベクトルを持つ必要があります。自然科学特に先端医学領域、社会科学特に知的財産6法と生命倫理の基礎知識、及び
各々の分野での実務的スキルです。
平成20年度 知的財産経営学 授業科目
医学領域選択必修科目
| 科目名 |
前期/後期 |
時限 |
主担当教員 |
単位 |
| 医学基礎 T |
前期 |
月2
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萩原講師 |
2 |
| 医学基礎 U |
前期 |
火1 |
岡講師 |
2 |
医薬品の開発と評
価
|
後
期
|
水
2
|
川
上教授
|
2
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| 病理学総論 |
春学期 |
|
鍋島教授 |
2 |
遺
伝医学
|
春
学期
|
|
小
杉教授
|
2
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| 薬理学 |
秋学期 |
|
武藤教授 |
2 |
| 生理学 |
冬学期 |
|
大森教授 |
2 |
| 分子細胞生物学 |
冬学期 |
|
清水教授 |
2 |
| 発生学 |
冬学期 |
|
塩田教授 |
2 |
| 臨床医学概論 |
後期 |
金1 |
教務委員会
|
2 |
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1.自然科学
自然科学の分野において、医学研究科で先端医学領域の研究を実施している教官による講義において、トップレベルの科学的な知識を習得してもらいます。一
方で企業の研究開発や、企画分野で深い経験をもつ人を講師として招き、ニーズ志向の研究開発のノウハウを習得してもらいます。さらに欧米のベンチャーでの
研究開発や営業の実務経験のある人材や、実際に欧米のベンチャーとのライセンス交渉を担当してきた経験者を講師陣として迎え、ベンチャーを成功させるため
にコア技術をどのようにして集めてきたか等を、実例に従って教育し実務的な知識や交渉のスキルなどを学べる特別のカリキュラムを組みます。
2.人文・社会科学
人文・社会科学の分野において、知的財産権6法やその他社会科学の基礎は、京都大学等の各専門分野から選ばれた教官の講義から知識を学ぶと共に、実業界
でのキャリアを持つ講師(ベンチャーキャピタル分野)から、企業会計や実務的な知的財産の市場評価・流通の知識を学びます。これらの教育により、自然科学
と社会科学、基礎と実務的スキルの各要素を併せ持った人材を養成します。
3.実務的スキル
実務的スキル向上に関して、14年度から設置された医学部産学連携オフィス、「医学領域」産学連携推進機構と連携を図りつつ、知的財産の発掘/管理の研
修を実施します。実務研修の場としては、医学研究科に新たに設置された先端領域融合医学研究機構や、附属病院探索医療センター等があります。ここから創製
される知的財産を発掘・展開させ、さらに集約し利用する実務を通して、医薬開発のシステム全体を理解してもらいます。今後の先端医学領域で必要とされる科
学技術の知識を把握することで、ベンチャー創出を担える知的財産ディレクターとしての生きた教育を実践します。
4.インターンシップ
さらに、一定の知識を習得した後、インターンシップ制度を取り入れて、京都大学をはじめとする各大学発のベンチャー企業で研修してもらいます。ビジネス
モデル(事業企画)の作製などのより高度のノウハウを修得し、即戦力の人材を養成するとともに、大学発ベンチャーのスタートアップを支援します。 |
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